木漏れ日の中で

好きなことを語ります。オタクや同人的なこともありますので苦手な方は回れ右です。

アンジーの好物

 このブログにたどり着いてくださった方の殆どはおそらくPixivからかと思います。ならばせっかく小説投稿したので、少しそのこぼれ話的なことを書いてみようと思います。

 もしPixivは関係なく偶然にもたどり着いてしまった方で、はみだしっ子の二次創作に寛容な方はこちら右サイドのpixivアイコンからどうぞ。

 

 アンジーはご存知のとおり料理上手の設定になっています。本人も料理上手が自慢(番外編「A」文庫2巻P10)で、クレーマー家ではよく厨房に入り浸っているようです。あの家、厨房と食堂と居間(暖炉のある部屋)は完全に別なのかな? オープンキッチンにも見えるときもあるし、やっぱり窓と同じように間取りも変幻自在なのでしょうか?

 それはさておき、アンジーが実際に作っていた料理は何でしょうか? 私の勝手な憶測ですが、放浪時代はシチューがメインだったような気がします。番外編「A」でも作っていましたし、何より単品で野菜と肉をバランス良く摂れる料理としてシチューは最適です。残っても(年少組の食欲を考えるに滅多にない気がしますが)保存がきくというのは嬉しい。クレーマー家に来てからも実際に作っていました(Part19 文庫5巻P36)が、あれは結局食べたのかな? 失敗したわけでもないからきっと食べたのでしょう。

 ロナルドにフルコースを作ったり(Part19文庫5巻P168)グレアムの快気パーティを主催(Part19 文庫5巻P173)したりと前菜やデザート、カクテルにまで(Part17 文庫4巻P237)詳しい。

 

 では食べる方はどうなのでしょうか? 好物は何でしょう? 番外編「Prat18とPart19の間」(文庫4巻)を見ると、あとの三人は好きかどうかはともかく何でも食べるっぽい。でもアンジーは見た目とか、かなりのこだわりがある感じです。

「レモンパイをやくわ! 好きでしょう」(番外編「愛しのオフィーリア」文庫3巻P110)とフー姉様が言っているのでこれかなと思っていました。でもフー姉様の料理ならアンジーは何でも好きそうです。

 

 と、前置きが長くなりましたが、今年になってこの長年の疑問がようやく解明しました。三原順復活祭が開催されていた米沢嘉博記念図書館二階閲覧室にて、長年の夢だった「1977年 別冊花とゆめ秋の号 アンジー特集」を読んだときのことです。P137に「ANGIEの部屋」というコーナーがあり

 

好みの食べ物……果物(特にメロン)・サルの脳ミソ等etc

 

との記述が! 閲覧室で騒いではいけないので、心の中でガッツポーズです。そっか、果物が好きだった(後半はスルー)のか、らしいな〜と喜び勇んだ私は早速この仕入れたネタを二次創作にも活用させていただいたのでした。

 

 またコーナーの最初には以下の注意書き付きだったことも一応明記しておきます。

 

作者三原順氏のあいまいな記憶及び、作者あるいはアンジーの周辺にたむろする人々の証言にもとづいて構成されたものである………。